欧州旅スリ被害報告(被害総額15万円以上)−危険は意外なところにあった!−

こんにちは。
私は今スペインを一人旅しています。

実はマドリードで財布がスられ、現金12万円以上、その他クレジットカードや銀行のキャッシュカード、図書券、運転免許証、学生証、保険証、スタバカード、鍵類等を一瞬で失いました。
お恥ずかしい限りですが、めちゃくちゃ痛手です。

この旅行のために先月頑張って働いて稼いだバイト代が一瞬で無くなりました(というかバイト代の2倍近くが消えた。。)。
財布の中にはずっと大事にしていた御守りも入っていました。財布自体も気に入っていました。
精神的なダメージで被害当日は寝られませんでしたね。
そのストレスでか、数日後の今では若干風邪気味です。

この記事では一人でも私と同じような被害に遭わないようにと思い、敢えてこの醜態を晒すことにします。

ちなみに、私は旅が好きで、バックパッカーでこれまで10ヵ国ほど歩きましたが、このような被害経験は初めてです。
今回の旅は私にとって初めてのヨーロッパでしたが、こちらの方がスリ被害は東南アジアに比べて圧倒的に多いようです。街中を歩いていればビンビンに潜んでいる危険を感じます。
東南アジアの方がもっとかわいいものでした。

スリ被害に遭った状況

場所

今回スリ被害に遭った場所は、なんと日本人なら馴染みも多いこの場所でした。

そう、日本人みんな大好きなスタバです。
この写真は私がスタバに入る前にウキウキで撮った写真、被害に遭う10分前のものです。

このスタバは、マドリード市内の中心部にあります。
入り口を向いたとき背中側には大きな公園があり、観光客やお店の人、仮装の人で賑わって(この時点で、危険の匂いがプンプンします)います。
マドリードに観光に行くのであれば誰しもが通るような場所です。

そうなんです、つまり観光客が多く使うスタバになります。
石畳の市街地を歩いていたら脚も疲れるし、カフェで一休みしたくなりますよね。
スタバは日本にも海外にもあり、ローカルなお店に入る以上に敷居が低くなります。

犯人はそんな観光客の心理をしっかり理解してこのエリアで標的を狙っていたのだと思います。
(海外を旅していてマックを見るとなんだか安心するのは私だけでしょうか?)

地下鉄や人混み、エスカレーターなどでのスリ被害はよく耳にしますが、このようにカフェやレストランなどでの被害も多いのではないかと予想します。
それは、外を歩いているとき以上に観光客の緊張が緩むからです。

状況

被害にあったときの状況を簡単に説明します。

私はカウンター目の前のソファー席(店員から一番目につく場所です)に座ってコーヒーを飲んでいました。座っていた場所は一番右端。
私の左側の席は空いていました。

そこで私はスマホ操作に夢中になっていました。
貴重品が入った肩掛けのポーチを自分のすぐ左側に置いていました。

コーヒーを飲んでいる間に、そのポーチ側の席に二人の黒い格好をした長身の男性が座ったのがわかりました。

私は彼らの顔も見ずにそのままスマホに集中。

数分もしないうちにその二人は立ち上がり、店を出て行きました。
それから何秒後でしょうか、私は彼らがドリンクも頼まずに店を出て行ったことに気がつきました。

ポーチを確認したら財布が抜かれていました。

慌てて店から駆け出してみるも、黒い格好をした人は広場に何人もいます。
(今考えると、あの場でStop!とか、Fuck!とか声を出せば犯人たちは反応したかもしれません)。
彼らの顔を見ていなかったので、もうお手上げでした。

さっと血の気が引いたのを覚えています。
一瞬の出来事でした。

原因

上を読んでいただければ根本的な原因は皆さんお気づきだと思います。
はい、私はとんだアホでした。。。

スリに遭い被害がここまで大きくなった原因を整理します。

  1. 貴重品を外からわかりやすいポーチに入れていた
  2. コーヒーを飲むときポーチを身体から離した
  3. ポーチに大金、全てのクレジットカードを一緒に入れていた
  4. スタバで気を抜いていた
  5. スマホに夢中になっていた
  6. 観光客が多く利用するカフェに入った

私はスタバで働いていたこともあり、スタバが日本でも海外でも落ち着く場所に間違いなかったです。まさに私にとってサードプレイスなので、一瞬で緊張を緩められます。
このように、落ち着ける場所でこそ注意してください。
スマホでは、そのとき早急に飛行機のチケットを予約せねばならず焦っていました。これも心理的な隙を生んだ大きな要因です。

スリ対策ですべき最も重要なこと

スリの被害に遭わないようにするためには、私が原因で挙げたような要因を潰すことです。
バルセロナを歩いているとカバンを前にかけたり、アウターの中に背負ったり、大袈裟に見えるほどしっかり対策している人を見かけます。
そんなことをしているのは大抵日本人です。
そのくらいの心意気があれば大丈夫でしょうが、逆に目立ちます。

基本的には、「スリ 対策」で検索かければたくさんの情報が出てくると思いますが、
最も大事なのは貴重品を外からわかりやすいポーチなどには絶対に入れないこと、だと思います。

よく、後ろのポケットに入れることはダメだと言われます。
だから、いつも視界に入るポーチに入れておけば安心、、、、、ではないです!!

そのポーチをいつ無意識に肌身から離すかわからないからです。

そして、現金などの持ち歩く貴重品は最小限に抑え、持ち歩く分は必ず分散させ、海外で命の次に大事なパスポートは鞄の中に入れておきましょう(私は同じポーチに入れてしまっていて、財布だけ取られたので九死に一生を得ました)。

弱音のようですが、スリ被害を100%阻止することは無理だと思います。
特にバルセロナは世界で一番スリが多い都市と言われています。
調べてみるとかなり多様な手口があるようです(鳥のフンに似たものや赤ちゃんを投げつけてくるなど、ギャグに聞こえるものもあり。ナイフでいきなりカバンを切りつけられるなどもよくあるようです)。

長財布を後ろポケットに入れたまま地下鉄で立ち寝ができる日本社会とはあまりにも違います。

スリに遭っても大丈夫なような対策が必要だと思います(かなり念を押す)。

被害にあった当日の夜、私は近くの警察署に行きましたが、私と同様な被害者の行列で3時間待ちと言われました。
周りを見てみると、アジア人もいましたが、欧米人も多く混ざっていました。

犯行者は本物のプロなのです。彼らの家族の生活もかかっているのでしょう。
息を吸うように人の隙に入り込み、物を盗ります。
敵ながら天晴れな仕事の出来でした。

ここまで、私の失敗談にお付き合いくださりありがとうございました。
痛手は負いましたが、スペインは大好きな国の一つになりましたので、また来ます。

次スペインを旅するときは無傷で帰りたいと思います。

1 COMMENT

アバター 田崎博司

スペインではさんざんな目に遭いましたね。
いつまで滞在しているのですか?
お金は無いと思いますがどうしてますか?
何か助けになればと思いますが どうしてほしいですか?

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